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2025年1月9日(木)

〜未来の学校2050〜

 都内の銀行に勤めている斉藤良一のところへ中学時代の同級生の伊藤明男から久しぶりに電話があったのはその年の秋もだいぶ深まったころだった。どうやら伊藤は斉藤と話したがっている様子だった。人のいい斉藤は早速2人で一杯やろうともちかけた。

 いつも2人が一杯やるのは新橋駅ガード下の小さな飲み屋と決まっていた。それは学生時代からの習慣で社会人になってからも続いていた。その日斉藤が新橋駅改札口へ着くとすでに伊藤が待っていた。2人はそのまま一杯飲み屋へ向かった。

 まだ時間が早いと見えてそれほど客の姿はなかった。いつもどおり最初はビールである。乾杯してからいつものコースで話が進んだ。まずは近況報告である。伊藤は中堅どころの証券会社に勤めていた。2人とも〇〇〇大学の経営学科を出ていた関係で世間の経済情報には詳しい。さしずめ情報交換といったところである。

 続いて家族の話になった。斉藤は妻の明代と中3と小6の娘2人の4人家族である。伊藤は妻の幸子との間に男の子と女の子がいた。

 斉藤は言った。

 「中学生にもなると女の子も何を考えているのかわからん。近頃はろくに口もきいてくれん。下の子はまだ話し相手になるんだが、上はだめだ。今更だが思春期てのは厄介な年頃だなとつくづく思うよ。お前の方はどうだ。」

 伊藤のそれまでのにこやかな表情がきっと緊張したものに変わったように見えた。

 「実はちょっと困ったことがある。長男の昭のことなんだが。お前のところの娘さんと同じで難しい年ごろだと思っている。中学へ入るまではごく普通だと思ってたんだが、このところ元気がなくなってきた。それどころか学校へ行きたくないと言い出した。」

 「・・・・・・。」

 「それで実は今日お前に来てもらった。久しぶりに会って話を聞きたくなった。お前なら何かアドバイスしてくれるかもしれないと思ったんだ。」

  「大変だな。同情するよ。今の時代は大変だ。俺達の頃もそうだったが今はもっと大変だ。子供達にとっては。」

 「不登校になりかかっている息子になんと言ったらいいんだろうね。どうしたらいいのか全くわからん。」

 「そりゃそうだろう。お前はクラスで頭も良くて運動も得意だった。学級委員も何度もやってたしなあ。こう言っちゃなんだが、皮肉だね。あの元気坊主のお前の息子さんはどうやらお前とはタイプが違うみたいだ。」

 「そうなんだ。我がせがれながら情けなくなる時もある。もっと積極的にばりばりやってもらいたいんだが、どういう訳か信じられない位大人しい性格になっちまった。」

 「それでいいんだと思うよ。」

 「どうしてだよ。俺は、いや俺達は困ってるんだ。幸子なんか寝る前になると俺に言うんだ。どうしてこうなったんだろうってね。それを言われたら俺も困る。泣きたいのは俺の方だが、幸子に先に泣かれるともう何も言えん。」

 「でも俺の方だってこの先どうなるかわからん。今はなんとか抑えているというか、大きな波が立っていないだけかもしれん。」

 「俺がお前に聞きたかったのには訳がある。お前は中学時代余り目立つ存在じゃなかった。申し訳ないけど。」

 「いいよ。本当にそうだったんだから。」

 「お前は確か1年の2学期が始まった時学校を休んだことがあっただろう。俺ははっきり覚えている。なにしろお前の席は俺のすぐ前だったからな。でもお前はまたすぐ出てきただろう。先生はお前が病気だとか言ってた。でも俺たちの間では有名だったぞ。お前がついに不登校になったって。近所の生徒が知っててみんなに言いふらしたらしい。俺もてっきりお前はもう中学を卒業するまで出て来ないと思ってた。でもお前は3週間位したらまた出てきたな。」

 「うん、そうだった。ちょうど体育祭の練習が始まったところだったからすごく大変だった。なかなかついていけなかった。」

 「でもお前はもう休まなかった。だから俺は不思議に思ってた。あのひょろっとして弱々しい感じのお前がそこまで頑張れるなんて思ってもいなかった。いや、俺だけじゃない。クラスのほとんどがそう思ってたはずだ。」

 「それは俺だって同じだ。何度もうだめか、もうだめかと思った。でもおかげでなんとか乗り切れた。ありがたいと思ったよ。」

 「お前はどうしてあの時頑張れたんだ。俺はそれが知りたいんだ。頼むからなんでもいいから教えてくれ。今、俺のうちは大変なんだ。いやもっとすごいことになりかかっているかもしれない。」

 ここで伊藤はふーっと大きくため息をついた。

 斉藤はその様子をみながら覚悟を決めた。

 「実は俺の中学時代は最悪だった。お前も知ってるようにクラスでいじめがあった。クラスの何人かがいじめの対象になっていた。俺もその中の一人だった。今だから言うがお前はいじめる側にいただろう。」

 「いや、そんなことはないぞ。おれはただクラスを盛り上げたいと思っていただけだ。」

 「それだって俺に言わせりゃ余計なお世話だったよ。」

 「いや、悪かった。頼むからこれ以上いじめないでくれ。俺も今ではいろいろ反省してるんだから。」

 「わかった。じゃあ本題にはいろう。実は俺はある人に助けてもらったんだ。」

 「へー、そんな人がいたのか。どの先生だ。」

 「いや、中学じゃない。小学校6年の時の担任だった先生だ。」

 斉藤は一瞬遠い昔を見るような目つきになった。多少懐かしさも込められていたような感じがした。

 「俺たちが小学校を卒業する時、担任の先生が手紙をくれたんだ。クラス全員にだ。しかも一人ひとりに手書きの手紙だった。手紙の最初は『斉藤君、卒業おめでとう。・・・』で始まっていた。先生のくれた手紙は一度目を通しただけだった。その時は書いてあることがあまり理解できなかった。先生はなに言ってるんだろうくらいの気持ちだった。とてもやさしくて思いやりのある先生だったから余計違和感があったのかもしれない。とにかくおれは先生にもらった手紙は卒業アルバムにはさんでおいた。」

 「するとその先生の手紙が関係あるのか。」

 「うん、俺が中学に入ってからは小学生の時に思っていたような環境じゃないとすぐわかった。特に他の小学校から来た生徒のいじめがひどかった。」

 「その中の一人が俺ってわけか。」

 「そんな感じだ。まあ、いい。話しを続けよう。おれは結局学校に行くのが嫌になった。これがあんなに楽しみにしていた中学校かと思った。情けなかった。困っている自分を自分でもどうにもできなかった。自分を守るどころか、何処に向かっているのか、何をしたらいいのかもわからない。今思うと環境ががらりと変わってしまったから混乱していたんだと思う。俺は学校に行きたくないと親に告げた。父は怒るし、母は泣き出すし、しまいには妹まで泣き出してしまった。本当に悲惨だった。俺だってなんとかしたかったんだ。でもどうしたらいいのかわからなかった。俺だけでなく、家族中が暗く重く沈んでいったのが一番辛かった。」

 「よくわかる。今の俺のうちがそうだからな。で、どうした。」

 「俺は最初2週間くらい部屋に閉じこもっていた。母が用意してくれた食事は食べたよ。食欲はなかったが食べないと母があんまり心配していたから俺もどうなることかはらはらしていた。」

 「そうだろうな。子供って意外に親のことを考えてるんだ。あ、そういえば昭もきっと俺たちのことも随分気にしてるってことだ。やれやれ。」

 「そう落ち込むなよ。その間おれは色々考えた。手元にあった本も少し読んでみた。でもすぐ放り投げた。とても本など読む気にならなかった。その時、おれは本を放り投げた自分が恥ずかしかった。俺は本が好きだったからよく読んでいた。本を放り投げるなんて俺も落ちたものだと思った。子供ながら自分が情けなかった。自分のプライドも自信も大きく失われつつあった。今にして思うと・・・。」

 「そういうどん底とまではいかなくても相当ひどい状態のお前がどうして立ち直ったんだ。」

 「俺は放り投げた本の方を見ていた。その時、本から少し離れたところにある本棚をなにげなく見たんだ。そこに見覚えのあるケースがあった。卒業アルバムを入れた薄茶色のケースだ。卒業アルバムのことを思い出した。ついこの前まで通っていた小学校が懐かしかった。みんな優しかった。先生もとても優しかった。その時、自分はやさしさが欲しいんだと思った。だれでもいいから俺を慰めて欲しい、だれでもいいから俺をほめて欲しい。心の奥底からそう感じていた。おれは立ち上がって卒業アルバムを本棚から引き出した。そしてアルバムを開いてクラス写真を見ていた。」

 「クラス写真がどうした。それからどうなった。」

 「おれはしばらく懐かしい思いでアルバムのあちこちをながめていた。その時、一通の封筒がアルバムからポロリと落ちた。はて、なんだっけと思った。俺は仕様がないと思ったが封筒を拾うと中から手紙を取り出してみた。『斉藤君、ご卒業おめでとう。・・・』で始まっていた。なんだ、この手紙かと最初思った。でも目が文字を追っていくうちに俺は次第に本気でその手紙を読んでいたんだ。」

 「ほう、なんて書いてあったんだ。」

 「いやここにあるから。」と言って斉藤はそばにおいてあった黒いかばんから古い手紙を出したきた。

 「これがその手紙だ。」

 「えー!なに。持ち歩いてるのか。」

 「うん、そうだ。これは俺のお守りなんだ。」

 斉藤はそう言いながら古びた手紙を伊藤に渡した。


 それから3ヶ月経ったころ、斉藤のところへ伊藤から連絡があった。また会わないかとのお誘いだった。

 いつもの店でビールで乾杯の後さっそく伊藤の事後報告があった。

 「いや、自分でも驚いたよ。お前が貸してくれた手紙を俺は家でじっくり読んだ。幸子にも読んでもらった。そのあと夫婦で話したんだ。そして昭にも読ませた。最初はしぶしぶ読んでいたよ。でもしばらく貸してくれというからそうしといた。そうこうしているうちに年が明けた。昭はまだ家に閉じこもったままだ。学校へは行ってない。でも最近様子が少し変わってきたんだ。以前のような暗さがなくなった。そのせいか俺たちとも時々話をするようになった。これは俺たちにとっては大きな変化だった。多分このままでいけば、うまくいけば中学校時代に学校に戻れるかもしれない。それができなかったとしてもなんだかうまく行きそうな気配がある。高校へ行きたいと言い出した。普通の公立高校でなくても今では通信制の高校がある。NHK学園というのもあるらしい。自分でも勉強を始めている。本人は本気のようだ。ただ中学校を無事に卒業できるかどうかはわからない。何しろ出席日数がぜんぜん足りない。」

 「担任の先生はどうしてる。家庭訪問には来ていないのか。」

 「いや、結構いい先生でね。定期的にうちに様子を見に来ている。」

 「じゃあ、昭君が勉強を始めたこととか、高校へ行きたがってることを伝えたらいい。先生だって悪いようにはしないだろう。きっと何か助けてくれるはずだ。」

 「そうか、今度俺も担任の先生に相談してみよう。それがいいな。」

 そうして斉藤と伊藤は別れた。つらい話ではあったが少しだけ希望が見えた気もする。斉藤はそう思った。小学校を卒業する時担任にもらった手紙はまだ伊藤家にある。斎藤はそれを思い出す度に「やれやれ。」と苦笑している。



〜21世紀を生きる君達へ〜

 斉藤良一君、ご卒業おめでとう。希望に胸を膨らませていることと思います。でも先生には少し心配なことがあります。それは君達がこれから大きくなっていく途中でいろいろな困難にぶつかることもあるのではないかと思うからです。特に中学校では小学校と違って大きく環境が変わるはずです。その時君が途中で道に迷ったり、悩むようなこともあるかもしれません。そこで少し心配し過ぎかとも思いましたが、もし中学校で困ったことにぶつかったらその時には是非この手紙を読んで欲しいのです。

 今すぐ解決できる問題ではないかもしれません。むしろそういう可能性が大きいと思っています。ですからその意味では役に立たないと思います。でもあきらめないで下さい。今は無理でも君達の子供達や孫達の時代には学校も大きく変化しているはずです。なぜなら今のような多くの子ども達が困っている状態は永久に続くことはできません。なぜなら将来を期待されている君達がだんだん弱ってやる気もなくなっていくのを大人達がただ黙っていつまでも見ていると思いますか。君達のお父さんやお母さんは君達の現在や将来を心配していないと思いますか。そうではありません。みんないろいろ気付いています。知っています。なんとかしたいと思っています。

 でもまだできていません。とっても残念です。でもあきらめないで下さい。きっと時代は大きく変わる時がきます。私はそう信じています。ですから今の納得の行かない状態に押しつぶされないで下さい。おかしな制度や今自分がおかれている状況に納得がいかないからと投げやりにならないで下さい。これを「不条理(ふじょうり)」や「理不尽(りふじん)」なことに耐えると言います。簡単に言うと「あきらめないで!」ということです。

 ここから少し話が変わります。もしいくら耐えてもそれでもうまく行かない時も必ずあります。そういう時は<知恵と工夫>でじたばたして欲しいと思います。わかりやすく言うと<じっとしていないで、いろいろな事に挑戦してください>ということです。そうすることで、新たな進路が開けることがあるからです。

 繰り返します。いつか、しかもそう遠くないうちに学校は必ず大きく変わると思います。でもそのためにはもう少し時間が必要です。だからあきらめないで下さい。今は大変かもしれません。でもなんとしてでも生き抜きましょう!君達の子供たちや孫たちの時代にはきっと学校制度も学校も大きく変わっているはずです。そんな思いを以下の文に込めました。君たちの健闘を祈ります。

〇〇〇小学校6年1組担任 小山 吾郎

昭47年3月31日



〜「未来の学校2050」〜

 この学校にはストレスはほとんどありません。あるのは「夢」です。教育制度が大きく変わってまったく新しい学校ができたのです。

 昔の学校は長い間同じようなやり方が続いていました。  第2次世界大戦が終わって新しい学校制度ができました。新しい学校の設備はとてもすばらしいものでしたし、授業では最も進んだ知識を教えてくれました。でも何十年も経つうちに、学校の仕組みがだんだん時代の変化や進歩から遅れていったのです。そして学校の設備や環境を新しくするのが遅れてしまいました。本当は時代の変化に合わせて学校も少しずつ新しくする必要があったのです。でもそれに気づいた大人達はあまりいませんでした。そのために学校は子供達にとってだんだん窮屈(きゅうくつ)な場所になっていったのです。昔の楽しくて夢のある場所ではなくってしまったのです。

 「未来の学校」では大学入試というものがありません。高校での成績と全国一斉に行われるテストが参考にされます。最後は面接といって大学の先生達と高校生とでしっかり話し合います。そして高校できちんと勉強をしてきたかどうかが問われます。またどうしてその大学に入学したいのか、入学したら何を深く勉強したいのか、将来は何になりたいのかなどについて時間をかけてきちんと聞かれます。それにしっかり答えられた人だけが合格できます。

 「未来の学校」の中学校を見てみましょう。国語や算数や理科などのいわゆるたくさんの教科を教わるのは小学校までです。中学校ではコース制と言って自分の好きなことや興味のあることを中心に勉強します。例えばスポーツの得意な人はスポーツコースを選ぶことができます。スポーツについていろいろ教わることができます。いろいろなスポーツにチャレンジすることができます。自分の得意なスポーツの授業をたくさん受けることもできます。

 絵を描いたりするのが得意な生徒は絵をたくさん描いたり、絵について教わる授業が中心になります。理科の得意な人は理科の授業をたくさん受けられます。英語に関心のある人は英語の授業を中心に授業は進みます。でもどのコースも国語の授業だけは必ず受けなければなりません。それは日本で生活していくためにとても必要だからです。

 それぞれのコースでは自分で受けたい授業を選んで、自分だけの時間割を作ります。ですから自分の得意なことをもっと伸ばすことができるようになっています。朝はホームルームと言って同じクラスに20人集まります。ホームルーム担当の先生が出席をとったり、いろいろな連絡をしてくれます。ホームルームが終わったら、みんなそれぞれ自分の受けたいクラスへ移動してそこで授業を受けます。終わったらまた次の授業のクラスへ移動します。授業をするのは一人の先生ですが各授業のクラスの生徒は20人なので先生は授業中に一人ひとりに細かく教えることができます。午前中の4時間の授業が終わったら全員カフェテリアへ行きそこで好きなメニューからランチを選んで食事をします。家からお弁当を持って来るる生徒もいます。

 授業は月曜日から金曜日までで毎日5時間です。 5時間目の授業が終わると帰宅する生徒と、クラブ活動に参加する生徒に分かれます。  それぞれの学校の近くには「文化・スポーツセンター」があってそこには専門の先生達がいます。センターにはいろいろな文化活動やスポーツをするための環境が用意されています。センターの先生達は特別なことを得意とする専門家です。センターは全国にたくさんあります。センターの先生達は午前中、地域の人達といろいろな活動をします。たとえばテニスのコーチをしたりあるいは書道を教えたりします。放課後に生徒達がやってくるのを待っています。それぞれの生徒に合わせていろいろ教えてくれます。センターでの活動は土曜日もありますがそれは例えばバレーボールの練習試合を他のセンターの生徒達とするような場合です。 日曜日はセンターの活動はお休みで、生徒達もセンターの先生達もみんな家で家族と過ごせるようになっています。

 一方、中学校の先生達は生徒たちが下校した後、明日の授業の準備をします。どうやったら子供達がきちんと理解できるか、どうやったら楽しく覚えられるかなどを時間をかけて用意します。ですから授業はとても楽しいものになります。

 でも厳しいルールもあります。一年の終わりに全国進級テストがあります。これは生徒たちがしっかり勉強できたかどうかをチェックするためのものです。合格しないと上の学年に進めないのです。でも心配いりません。自分の好きなコースでがんばって勉強すればほとんどの人が合格できます。また一回でうまく行かなかった生徒は合格できなかった科目の補習授業を受けた後でまた受けることができます。

 中学校を途中で一度辞めたいと思った生徒は中学生の途中でもやめることができます。そしてもう一度勉強したくなったらいつでも学校に戻ることができます。それまでの学習の記録はずっととってあるのでいつでもその続きからやり直すことができます。

 これまで大人達もいろいろ工夫して学校を少しでも子供達にとって過ごしやすい場所にしようと努力してきました。また誰もがしっかり勉強できる環境にしようとしてきました。でも残念ですがうまくいかない時代が長く続いたのです。

 でもこの「未来の学校」ではとてもとても大きな変化がありました。大人達が子供達のためになんとかしなければいけないと一大決心をして今度こそ本気で新しい学校の仕組みを作ったのです。これには消費税という税金が使われました。それには国民のほとんどが賛成しました。君達一人ひとりの「夢のある学校」が復活したのです。

(注)

 本作品は作者の創作によるフィクションであり、現実に存在するものとは全く関係ありません。

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